【雑記】アズールレーン Episode of Belfastレビュー【追記レビューあり】
こんばんは。またお久しぶりになってしまったさいきです。
墨染イベントはどうにか全艦取得+強化ユニットALL30枚取りできましたが、やっぱりお仕事が忙しかったです。
そのうちイベント感想記事も書きたいと思っていたのですが、
さすがに旬を過ぎてしまったかもしれません。反省。
今回は旬を追うべく小説のレビューなぞ書いてみます。
ネタバレのレビューは直前にきちんと警告入れますので、この記事は安心して読んでください。
文字で楽しむアズールレーン
さて、6/22はアズールレーン初めての外伝小説「アズールレーン Episode of Belfast」が発売されました!
ベルファストのたわわすぎるたわわが目立つ表紙でした。
アズールレーン Episode of Belfast (ダッシュエックス文庫)
今までアズレンのコンテンツとしては公式アンソロジーがありましたね。
漫画といえば公式Twitterでびそくぜんしんっ!もあります。
でも小説という媒体は初めてですよね。
アズレンはあまり多くの設定や生活を語っていないので、設定部分を含めて詳しい日常生活を知りたかった人は多いだろうと思います。
そういう人にはぴったりなのではないでしょうか!
ただし、小説本編の注意事項として「アズールレーンの世界観を元にしたパラレルワールドの話です」と明記されています。
とはいえ、運営会社がきちんと監修して世に出たコンテンツですから、おそらくこういう生活をしているだろう、と楽しめる内容になっていると思います。
この前運営会社のチェック漏れで大変なことになりましたけど、さすがに小説は…大丈夫ですよね!
ネタバレにならない程度の概要
この記事の初稿を書いている時点で、残念ながら私は本を読み終わっていません。
本のあらすじや公式Twitterの情報、第1章を少し読んだ感想など含めて概要を紹介します。
- 指揮官は存在するが物語としては出てこない。
- 裏表紙のあらすじには「ドタバタな日常」と書いてあるので、戦闘描写は期待しない方が良さそう。
- 中のカラーイラストがいきなり「えっち」すぎて笑顔になれる。
- ロイヤル寮が舞台のため、ロイヤル以外のキャラクターは出てきそうにない。
- 文体は普通に読めるもの(あえて言うと表現がバカすぎない、難しすぎることもない)
小説に期待していること
最近のラノベと言えばやたら文字が大きいとか、会話表現ばかりで描写が乏しいとか、
正直なところ残念なイメージしか持っていませんでした。
私自身、よく読んでいたラノベはMissingや乙一作品でしたのでホラーやミステリー寄りだったこともあり、
今のところ、文体に悪い印象はありません。このまま読めると嬉しいです。
ラノベだからえっちなハプニング等のシーンがどこかしらにあって、そういう描写に力を入れているだろうと思っていたのですが、
クイーンが朝の着替えで裸になるシーンがあったのに爽やかにスルーしていく文章でした。くどくない。
もしかして、陛下が平たい胸族だからですかね?
ベルファストに敵わないエディンバラお姉さんが可愛らしいので、このまま日常生活をふんわり描写していって欲しいと期待しています。
のぞき見しているようでいい気分になれます。ロイヤル寮の観葉植物になったようです。
ひとまず、ネタバレ無のレビューはここまでとします。
ネタバレ有のレビューについては、私が読破後に続きを書きたいと思います!
いつになるかまだ未定ですが、お待ちいただければと思います。
よろしくお願いします。
7/1追記 ネタバレ有レビュー
無事アズールレーン Episode of Belfast全編読破しましたので、
ネタバレ有のレビューを書きたいと思います。
小説のなかで、第一章は春、第三章は夏、第四章は秋、と季節が変わっていきます。
「ベルファスト」というキャラクターは、季節のイベントを通じてバタバタしながらも、自分の持ち場であるロイヤル寮の仕事を完璧にこなしていきます。
私は元々ベルファストには欠点や弱点がないと思っていて、あんまり人間味(船だけど)は感じていませんでした。
確かに完璧なのです、役割を遂行しようとする姿勢も私のイメージ通りの「ベルファスト」です。
でも、小説は違いますね。完璧を求めるベルファストには、それゆえに弱さや欠点があると分かる物語でした。
第一章 エディンバラとベルファストの信頼と絆が伝わる話
エディンバラはベルファストと共に初期からいるキャラクターですが、
ベルファストと違ってエディンバラは失敗だらけのメイド…というキャラクター設定です。
ゲーム中だとベルファスト→エディンバラの発言ってほとんどありませんね。
一方でエディンバラ→ベルファストの発言は数多くあり、それも「アイツは私と違ってうまくやるでしょ」という表現をします。
「エディンバラって優秀なベルファストに妬いているの?性格悪いの?」とゲーム初期ではエディンバラ性格悪い説がかなりあったのを覚えています。
そんなエディンバラとベルファストの仲の良さが、はっきり伝わるのが第一章の話でした。
悔しいけれど完璧な妹、愛おしくて時折悔しくもなる妹。だけど姉は妹になれません。
自分が自分であることを受け入れなければならない、とベルファストは言います。全くもってその通りです。
第一章では、完璧なメイド長の妹ベルファストがエディンバラの紅茶を飲み、なんて優しい味なのだろうとエディンバラに嫉妬します。
自分は誰かになれないと自分で分かっているのに、完璧なメイド長がエディンバラの紅茶を再現するために、弱点だらけの姉になろうとする。
完璧であること、それこそがベルファストの弱点だったんですね。
悔しくてエディンバラに素直に紅茶の入れ方を聞けないベルファスト…。
あっ…これが尊いってやつでしょうか…。
ええ姉妹だ…この姉妹のシーンひとつひとつをロイヤル寮の空気になって観測したい…。
姉妹愛を確認できる第一章でした。素敵なお話だった。
第二章 他の陣営も大概やばい話
ロイヤル以外の子たちが出るとは期待していなかったのですが、第二章はむしろユニオンの子たちがたくさん喋りました。
具体的に言うとレンジャー、エンタープライズが出てきましたね。
ユニオンだけではなく、鉄血からはニーミ先生と、重桜から夕立が出ます。
そしてみんなのアイドルジャベリンが出ます!ジャベリン全力でいきまーす!!!です!!!!!!
第二章は陣営が混ざりあって面白おかしい授業をするお話です。
委託に出る前に学園で学ぶ、というお話ですが、ゲーム内の設定が基本的にはいろいろ小説の中でも出てきますね。
「学園」だとか「委託」だとか「寮舎」だとか「家具」がそうです。
ちなみにロイヤル寮と寮舎は別の存在として描かれます。
フッドお姉さまが寮舎に入っているというシーンがあるのですが、寮舎にいると疲労回復効果があり、2階建てで各フロアに何故か5人しか入れないようになっており、中に配置されている家具はいつの間にか入れ替わっているそうです。
うーんプレイヤーの気配を感じてしまう!(メタ表現)
第二章はベルファストらしさやベルファストの深堀をするというよりは、ゲームの設定を物語に落とし込んでいる部分を楽しむお話になっています。
他の陣営のキャラクターも交えてお話が進むので、いちばん賑やかな章ですね。
ベルファストが真面目なキャラクターだからか、他の陣営のキャラクター頭おかしいのでは?という感想を抱いてしまいます。
第三章 温泉お祭り夏季休暇万歳!の話
休暇っていいですね……。
第三章は、ベルファストが初めて夏季休暇を貰い、一泊二日の温泉旅行をするお話です。
夏季休暇を貰ったのはベルファストだけではありません。
レナウン、レパルス、ロドニー、ネルソンのロイヤル戦艦&巡戦も一緒に温泉旅行をします。
戦艦の時点でも分かってましたが圧倒的な巨乳率です。
たわわなメンバーで温泉旅行をするということがどういうことかお分かりですか?
すなわち、一番サービスシーンが多いお話だということです。おっぱい!おっぱい!
小旅行のメンバーは全員温泉未経験者です。
温泉のパンフレットを見ながら、効能について本当なのか?嘘ではないのか?とそわそわしながら旅をするのが可愛らしいです。
温泉旅館は重桜の子たちが整備依頼をして作ったもので、饅頭と呼ばれる鳥が運営しているそうです。
饅頭!きみは饅頭という名前の鳥だったのか!!
今までゲームをしていて知らなかったです…。あのひよこのような丸々した鳥に名前があったなんて…。
一応補足しておきますが、manjuuはアズールレーンの開発会社ですね。上海にある会社です。
温泉に浸かったときのリアクションが、ロイヤルなのに日本人のそれと同じで笑ってしまいます。
とろみがあってお肌にいいのが直感的に分かり、どうにか顔にもつけたい、でも顔ごとつけるのはちょっと…ということで、お湯を手にすくって顔にパタパタします。
わかる~~~~~!!!!!
汽車に乗って移動しているときは半信半疑だったネルソンが、感動しているのが伝わってきて凄く愛おしい。
いいですね、女性のリアクションなのがいいですね。
みんな既に美人なんですが、より拍車のかかることでしょう。
その後、温泉街で夏祭りを満喫し、豪華な和食の夕飯!そして日本酒で宴会!
女性だらけの宴会…女子会と呼んでいいのでしょうか?
酔って乱れて素直になって、おっぱい触ったり本音をべらべら喋ったり。うーんすけべですね。
でもまさか、ベルファストが顔色変えずにガンガン酔うタイプだったなんて思いませんでした…。
公式設定かというとそれは断言できないのですが、アルコールに弱いっていう弱点も分かりました。
意外と可愛いところがありますよね。
休暇が羨ましくなる第三章でした。
第四章 女性だらけの学園祭でミスコンをする話
季節は秋になりました。この世界だと、秋には学園祭があるそうです。
学園祭の大きな目玉にはミスコンがあり、各陣営が毎年代表者を選出して争うことになっています。
お話の登場人物として指揮官は出てきませんが、やはりミスコンで優勝すると指揮官に認められるというか、そういったことがあるのでしょうね。
アズールレーンは指揮官との恋心を育てることで覚醒するという設定がありますから、やはり小説の中のキャラクター達も基本的には指揮官のことを好きなのでしょうか。
ちなみに、この小説においてはベルファストを含めてキャラクター達に恋心の描写はないです。
好感度でいうと「友好」ぐらいのイメージです。
ベルファストはメイドという身分を良くも悪くもわきまえたキャラクターであるため、ミスコンの代表者になるなど考えもしない様子で、代表者選出会議を眺めます。
どちらかというと会議のお茶の心配とかをしているんですよね。
が、女王様の発言がきっかけで、外野だと思っていたベルファスト自身が代表者になります。
今までの代表者、主にサラトガやレキシントンはアイドルとしてステージを盛り上げてきたとのこと。
ベルファストはアイドルらしさが無いため、ベルファストらしい「何か」をしてステージに立ちたいと考えますが、何をすれば良いのか掴めません。
そんな時、ユニオンの今年の代表者サンディエゴが、悩めるベルファストと会話して、自分らしさを確認するのが第四章です。
小型建造SSR同士だ!と思ったのは私だけじゃないはずです。
しっきっかーん!
サンディエゴめちゃくちゃ良い子ですね。
ステージで自分のやりたいことがあるというよりは、自分の出し方を分かっているキャラクターでした。
ステージを好きなことをする場所や空気に作り変えてしまえばいい、それでいつも通りの自分と長所を見て貰えばいいのだと言うサンディエゴ。
よくおばかキャラと描写されることが多いサンディエゴなのですが、小説のなかだと天才肌タイプなんだなと思いました。
もちろんドジなところもあるのですが、それ以上に賢い子だと思いました。
ベルファストがステージでする「いつも通りのこと」とは、そしてステージに立つベルファストが呼び出した人は…。
あ~~~尊いってやっぱりこういう気持ちなんでしょうか!
このまま末永く幸せに暮らして欲しい…。
終わりに
以上、ロイヤル寮の日常が詰まった全四章でした。
ベルファストが好きな人はもちろんですが、思っていたよりも色々なキャラクターが出ます。
個人的には、エディンバラが気になると思う人に読んで欲しいと思います。
この姉妹が大好きになりますよ。エディンバラの制服スキン買ってて良かった。
ベルファストがただの完璧メイドでないことがよく分かりますし、ゆっくり読みましたが良い時間だったと思っています。
次はラフィーの小説も読んでレビューしてみたいと思っていますので、またよろしくお願いします。